イスラーム文化-その根柢にあるもの

イスラーム文化井筒 俊彦、1991年、岩波書店

ムハンマドの生前メッカ期とメディナ期、個人vs神から人間同士の共同体へ。
  • アブラハムの宗教 セム的一神教 「永遠の宗教」
  • 商売人の宗教、契約
  • 聖俗の区別が無い
  • 現世肯定
  • 輪廻転生がない=前世後世がない
  • 細切れの時間と空間
  • 一神教、一元論なので光と闇のような二元論否定

ムハンマドの死後3つのイスラームの流れ

  1. シャリーア、宗教法に全面的に依拠するスンニー派の共同体的イスラーム
  2. イマームによって解釈され、イマームによって体現された形でのハキーカに基づくシーア派的イスラーム
  3. ハキーカそのものから発出する光の照射(照明体験=イシュラーク)のうちに成立するスーフィズム