フェリックス・ファブリの巡礼記にみるマムルーク朝末期のドラゴマン

喜納 孝太郎、フェリックス・ファブリの巡礼記にみるマムルーク朝末期のドラゴマン、『史学』第八六巻 第一・二号、2016年、73ページ

一般的に、ドラゴマンとは主に公的通訳のこと。
東地中海を中心にエジプト・シリアなどアラブ世界とイタリアなどの商業都市などとの通商、商取引などの仲立ちをした。エルサレムなどの巡礼地でも通訳がみられる。

14~15世紀のヨーロッパからの巡礼
一般的
船でヤッフォーに到着→エルサレム巡礼→来た船でヤッフォーから帰国
経済的余裕と危険
船でヤッフォーに到着→エルサレム巡礼→シナイ半島(聖カトリーヌ修道院)→(紅海)→カイロ→アレクサンドリアから帰国

ドイツの聖職者フェリックス・ファブリの巡礼記には5人のドラゴマンが現れる
サバティタンコ
エルファーロ
タンゲルダン
ハリュ
シャムベック