アブドッラー・ブヌ・マアマルとバスラ男とその女奴隷との話(第383夜)

前島信次訳『アラビアンナイト(9) 東洋文庫3391978年、平凡社

【あらすじ】

バスラに住む男が女奴隷を買い取った。彼は女奴隷を愛したが経済的に行き詰まり市場で女奴隷を売ろうとする。買い手はアブドッラー・ブヌ・マアマル・ウッ・タイミーというバスラの大守。別れのとき男と女奴隷とが二対句の詩を交わす。それを聞いて元の主人と女奴隷が相思相愛だと知ったマアマルは、お金も女奴隷も元の主人に与えた。

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バスラの住民のひとりが、女奴隷を買いとり、よくしつけ、礼儀作法から学問に至るまで、このうえなく立派に仕込んでやりました。

(女奴隷を)金五百ディナールでお買い上げになり、