古代国家の歩み(大系日本の歴史3)

吉田 孝、小学館、1992年。書名

目 次
はじめに
  1. 宮中のクーデター
    入鹿暗殺/動乱の東アジア/大化の改新
  2. 新しい国制の模索
    大化の諸改革/氏族制から官僚制へ/難波の宮/緊迫する国際情勢
  3. 亡国の危機
    有間皇子の死/時間と空間を支配する/白村江の戦い/倭国防衛の力/近江の朝廷
  4. 内乱の勝者
    大海人、吉野へ/壬申の乱/天武の政権/藤原京/文学の世界へ
  5. 律令国家の構想
    大宝律令の制定/唐帝国の周辺諸国/日本の律令国家の特質/藤原氏の台頭
  6. 平城京の建設
    貨幣と都市/国史と地誌/律令制の体制化/国土の大開発/新しい空間の出現
  7. 大仏開眼
    新しい信仰集団/聖武天皇と光明皇后/内外に高まる緊張/彷徨する天皇/政策基調の転換/天平時代の歴史的位置
  8. 天平びとの愛と死
    求愛と結婚/古代人の家族生活/火葬と魂のゆくえ
  9. 揺れ動く天皇観 鑑真和上の来日/恵美押勝の専権/女帝と法王
  10. 平安京へ
    新しい王朝の成立/律令国家の領域の拡大/律令制の変容/日本仏教の母胎
  11. 古典的な国制と文化
    藤原北家の政権掌握/国風文化の胎動/変貌する律令国家/日本語とかな文字/おわりに
小学館ライブラリー版刊行にあたって
基本史料一覧・参考文献
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